愛され続ける郷土玩具展
オズ山口店にて開催中
こちらのイベント・企画は終了しました。
ひょうきんで可愛い尾崎人形
そのおどけた表情とは裏腹に、歴史をさかのぼると1281年に蒙古が襲来した元寇の際、捕虜になった蒙古軍の兵隊が遠い祖国を偲んで吹いた笛人形がもとになっているとか。この焼き物はやがて尾崎焼として、江戸時代には佐賀藩から幕府への献上品のひとつになったそうです。
なんと有田焼より古い800年の歴史をもつ焼き物ということになります。
現在、佐賀県神埼市神埼町尾崎でこの尾崎人形を作り続けているのは、高柳政廣さんただお一人。そのため数がとても限られています。
ぜひこの貴重な人形を手にとって御覧ください。
子供の健やかな成長を願う鳴子こけし
鳴子温泉は『こけしの蒐集は鳴子にはじまり鳴子におわる』と言われる、こけしの産地です。江戸末期より始まったと言われる鳴子こけし。
この地でこけしの伝統を守り続けてきた「桜井こけし店」。五代目桜井昭寛さんのこけしを集めました。
伐採して8ヶ月〜 1年半ほどの間自然乾燥させたミズキの木を、頭と胴を別々に削り出して組む鳴子ならではの製法を「はめ込み」と言います。一つひとつ手で描かれる表情と頭部の水引手、胴に施された菊模様は、 伝統的な鳴子こけしの特徴です。